午後野弥生の懐かしい動画レビュー

午後野弥生の人気の秘密

裏流出の背景

 午後野弥生の流出ビデオは2本あって、そのうちの一つは映像がいまいちです。もう一つはとても綺麗なので本稿では代表作品として紹介しています。これらの作品がなぜ流出したのかというと原盤を所有している制作元のアロックスが倒産したからです。アロックスの奥出哲雄という経営者は同じくビデオメーカーのダイヤモンド映像社の村西とおる社長と交流があり、両社はオマンコモロ見えアングルが多くしかも生挿入のビデオ撮影をすることで有名です。その理由はいざというときにモザイクが掛かる前の原盤は資金調達の担保にできるからです。扱う女優は美形ばかりという点で共通しています。両社からは大量の裏ビデオが流出しており、その背景に倒産があったことは間違いありません。美形女優作品の原盤がたくさん差押えられ闇で高額にて売りさばかれたものと思われます。ちなみにアロックスの場合、綺麗どころはきららかおり五十嵐こずえと午後野弥生が三本柱です。

独特の髪型について

 午後野弥生といえばベリー・ショートカットが可愛くてベビーフェイスな美形女優ですよね。当時はショートヘアの美人AV女優といえば、午後野弥生と氷高小夜が双璧ではなかったでしょうか。氷高小夜はかなり短めの髪形でしたが、午後野弥生の場合は短いだけでなく個性的です。午後野弥生のショートカットは普通とはちょっと変わっていて、散切りっぽいオカッパのように見えて後側が綺麗に揃っています。よく見るとお洒落で、振り向いたときの髪の流れが素敵だったりするのです。
 ところでデビュー前の髪形はこんなではなかったってご存知でしたか?肩まで伸ばしたセミロングぐらいでしたよ。デビュー作「乙女のパンティー」の作中で少林寺拳法の師範に合格し、師匠役である太賀麻郎によって髪を短くされるんです(下画像)。それ以降、ずーっと短髪で通したというわけです。ゼミロングでも十分に可愛いですね。まあ、色白美人なのでどんな髪型でも似合ってしまうのかもしれませんけれど・・・。

午後野弥生の仕事ぶり

 コチラの原盤は未編集のまま流出したものなので斉藤修(舐めダルマ)監督の指示とか裏方の音声が入っています。男優がNGなことを言っても午後野弥生は聞き流して自分の仕事をきっちりこなしています。病院での沢木のアドリブ(ベッドシーンにするかキッチンでセックスするか)という会話にもついていけてます。何と言っても役作りが見事で台詞や立ち振る舞いが完璧ですね。例えば、沢木とのデートシーンや義父(舐めダルマ)からセクハラを受けるシーンは、役になり切っておりエロス抜きでも完璧。ドラマとしての臨場感があります。賢くて性格も素直な「良い子」に見えますね。詳しくは本編をご覧ください。

なぜ「午後の紅茶」なのか。

 午後野弥生という芸名は「午後の紅茶」から来ていると、ウィキペディアには書かれております。出典は示されていませんが、午後野というワードからは「そう考えるのが自然だろう」と僕も思いますね。
 だけど、なぜ「午後の紅茶」だったのでしょうか。午後野弥生という初々しいAV女優に対して、イギリス貴族の習慣「アフタヌーン・ティー(午後の紅茶)」に由来するイメージはちょっと違うと思いませんか?
1991年午後野弥生デビュー当時の午後の紅茶ラインナップ。

宣伝戦略

1991年午後の紅茶CMに小泉今日子出演。

 これはデビュー当時(1991年)、午後野弥生を売り出した戦略に関係しているものと思われます。当時のAV業界においては猫も杓子もアイドル路線真っ盛りで、樹まり子きららかおり桜樹ルイ等々、アイドル顔の女優が流行でした。
 実は…午後の紅茶のイメージキャラクターが小泉今日子だったんですね(参照:午後の紅茶CM(1991年))。小泉今日子と言えばボーイッシュなショートカットのアイドルでしかも爽やか系。これって午後野弥生のイメージに似ているのではないでしょうか。毎日TVのCMで露出している小泉今日子にあやかり付けた”便乗ネーム”が午後野弥生だった可能性があります。

 単純にアイドルの苗字(例えば小泉)を宛がうのは、使い古された手法なのでインパクトがありません。午後の紅茶のイメージキャラクターがアイドル系であれば、アダルトビデオのCMを打たなくても午後野弥生の宣伝につながる仕掛けです。マーケッティング関係の本を読むと広告を流し見している状態でも(小泉今日子をはっきり認識できなくても)、頭に残っているサブリミナル的な宣伝効果はあるようです。実際、午後野弥生の名前は極めて短期間のうちにユーザー層に広く浸透し、レンタルビデオ屋でも彼女のビデオは売れ筋コーナーに置かれました。知名度にプラスの影響が働いた可能性は否定できませんね。

みんなわたしのナースがママ

 午後野弥生の可愛い顔と綺麗な身体が堪能するには絶好の作品。可愛い表情がたくさん出てきますよ。細く括れたウェストや色白の肢体が眩しいです。そして何より無修正流出を想定していることが見え見えの、オマンコ丸見え生挿入ビデオであること。男優陣に何度も相手をさせられて、華奢な身体がしなります。壊れそうなほどオマンコを使いまわされます。また作品中で裏ビデオの存在を肯定している会話のシーンがあったり、当時のアダルト業界の裏側が垣間見られる作品です。
(再生時間:98分45秒 ファイルサイズ:2317.3MB)

患者とセックスする。

 午後野弥生が病院長の息子(沢木和也)と付きあっている看護婦という設定。沢木は誤診の多い医師で医療ミスのあった患者の自宅にいつも二人で往診を行っている。患者に会うのが恐いので自分は車の中で待機して午後野にまかせっきり。
 整形手術後の顔全部を包帯で覆ったホストの男。術後の経過は良くなくて再手術しなくてはいけないようだ。おまけにペニスの手術も受けたようで、午後野弥生は浴室で裸になって男のペニスのケアをする。フェラチオや手コキをする。男が言うにはオマンコに入れたときに痛いとのこと、午後野弥生のオマンコで試してみることに。事実上の口止めみたいなものか。生姦でオマンコもよく見える。

沢木とセックス

 病院に戻り洗い物をしていると、背後からいきなり院長(斎藤修)が胸を揉んできた。院長ともできていて沢木のいない間にイチャイチャしている様子。スカートに顔を突っ込みマンコを弄りまわす。そこに沢木が帰ってくる。指を詰めたやくざが、傷が痛むから弥生に来てほしい」と電話してきたという。院長は退散して今度は沢木が身体を触り始める。キッチンに手をついてバックから突きまくる。

童貞の筆おろし

 デートの途中でポケベルに着信があり、二人で患者(剣崎進)の家に向かう。二階から飛び降り自殺すると脅かしているが、下は水の張ってあるプールなのでただのハッタリに過ぎず助かる。
 剣崎が童貞なのでセックスの悦びを知れば生きる希望も湧いてくるかもしれないということで、午後野が筆おろしの相手をすることに。まずはオマンコの観察をするが、意外にオマンコの構造に詳しい剣崎。膣穴が小さくて中はキツい。剣崎に指を二本入れられてヨガり出す。午後野弥生を立たせたまま指マン。午後野弥生のオマンコがタップリ見られる。

 次に沢木と午後野弥生で69を見せつけたり、午後野にフェラしてもらい剣崎のペニスが固くなっていく。寸止めでさらにペニスの挿入を見せつける。やる気が出てきたところで筆おろしプレイとなる。童貞なのに午後野弥生を満足させる剣崎。沢木もフィアンセの面目をかけて二回戦に突入。フィニッシュの後はしばし恍惚の表情に。午後野弥生の満足げな顔が印象的。
 午後野弥生に剣崎から呼び出しがかかる。最近、沢木は午後野をほったらかしで「剣崎のところに行って来い」というだけ。デートっぽい服装で剣崎と待合せ。恋人気分の剣崎をはぐらかして、行先は病院の屋上ということでエンディング。

 

午後野弥生を懐かしむ