具志堅陽子の懐かしい動画レビュー

可愛いだけが取り柄

 具志堅陽子はダイヤモンド映像傘下のヴィーナスレーベルで1991年に活動していたAV女優です。ヴィーナスレーベルは生ペニス挿入がお約束だった豊田薫監督が主催していたので、当時この女優の作品もお試し的に見たことがありました。
 具志堅陽子を初めて見た印象はAV女優として凡庸というか、たいした魅力は感じませんでした。しかし豊田監督の手腕で作品そのものは見る価値がありました。この度、具志堅陽子の裏動画を入手したところ、考えさせられるところが色々あり本稿で取り上げることにしました。

救いようがないほど演技が下手くそ

 問題の裏流出動画ではNGシーン含め全部が記録されており、演技のクオリティや裏方仕事の部分までわかるようになっています。具志堅陽子はとんでもない大根役者で、演技と呼べるものでは到底ありません。感情表現が苦手なタイプの人なんですね。普通にしゃべっていてもあまり口が開かずトーンが低く表情もありません。救済策としてひらけ!ポンキッキの「トンガリたいそう」を踊らせたり演技が上手い男優(小林正浩)を付けています。

小林政宏について

 この男優は現場では「小林」と呼ばれています。よく見ると梶俊吾監督の「駅弁」に出ていた田渕正浩ですね。1990年にAV男優としてデビューしており、具志堅陽子はその1年後にAVデビューしています。演技でも「トンガリたいそう」を踊らせてもとても器用にこなしています。イケメンなので当時彼にはたくさんのオファーが来ていたようです。本人が言うには生涯出演本数が6千本とのことですね。
 ウィキペディアには彼の本名について、「田渕正浩」と出典無しで記載がありますね。おそらくフェイスブックのアカウント(田渕正浩)が根拠でしょうか。結婚で苗字が田渕に変わったということでしょう。独身時代は「小林正浩」が本名で、芸名は「小林政宏」だったのかもしれませんね。

地味
名前の由来

 AVという業界で女の子が本名を名乗るのはまずあり得ないことです。有名人から取った名前を芸名として付ける(ダイヤモンド映像でも牧瀬めぐみとか薬師丸ひろ美等々)ことがしばしばありますね。具志堅陽子という名前も当然に芸名です。沖縄出身ということでスタッフが適当に付けたと推察します。彼女は知名度の高いアイドルに似ているわけでもなく、インパクトに欠ける地味な素材です。沖縄の有名人である具志堅用高に似せたキワモノ的な名前を付けたのではないかと。
 当時のダイヤモンド映像では文字通りの「かき入れ時」でした。とにかくAVをたくさん作って売りまくる算段だったので、無名の新人をスカウトしまくり撮影する毎日だったわけです。具志堅陽子もその一人。

売り出し方を間違えたのでは・・・

 具志堅陽子は容姿が平凡ではありますが、可愛い部類には入ります。髪形と顔の形は深田恭子っぽく、はにかんだ笑顔がとても素敵です。それなのに変な名前を付けられたがゆえに、デビューして数本しか作らずその年に辞めました。はっきり言って可愛そうですよね。名前がもうちょっとマシなら売れたかもしれません。でも、当時のダイヤモンド映像はそこまで考える余裕がなかったことでしょう。
 僕が彼女の担当なら髪を童顔に合わせて整えて、「ロリ・パイパン」にして売り出しますね。こういう感じの娘はおニャン子クラブあたりに居そうじゃないですか。例を挙げるとスケバン刑事に脇役で出演して主題歌も歌った吉沢秋絵ですかね。名前を「吉川秋絵」にして、デビュー作は毛剃りプレイした後でおニャン子の歌を歌わせてから絡みに入る。身体のラインにメリハリがないからロリ属性が引き立ちます。異色のアイドル系AVとして目立つ存在になったかもしれませんね。

奥まで濡らして

 とにかく無言で絡みます。具志堅陽子はしゃべらないほうがイイとあらためて確認させられました。全裸にならないところは良し悪しか。
 正常位とバックからの挿入では結合部の確認はできますが、オマンコは見え難いですね。69もアングルが悪く見え難さは同様です。豊田薫監督は意図的に「修正済み作品のモザイクを一瞬外して性器を見せる演出」はよくありましたけれど、資金繰りなど「意図的な裏流出」への配慮は頭になかったのでしょう。所詮、ヴィーナスでは制作を任されているとはいえ経営権を持たない雇われ監督に過ぎず、ボスである村西とおる監督と方針が異なっている点だと思います。
(再生時間:68分27秒 ファイルサイズ:685MB)

絡み

 パンティ越しの執拗なクンニから始まります。そのうち、ビニール管を使って愛液と唾液を交わらせてすすったり具志堅陽子の口に含ませたり・・・ちょっと変わった変態プレイですね。69で互いの性器を舐めあった後は生挿入。深いグラウンドで具志堅陽子は気持ちよさそうに喘ぎます。声も可愛いです。身体の特徴としてロリ体型ですがキャミソール脱ぎかけの状態なので、マニア目線では賛否が分かれることでしょう。可愛らしいオッパイや無理やり大きく足を開かせての挿入が見所です。

 

アナタを応援します!

 具志堅陽子の仕事ぶりがわかる制作中の裏側まで入ったビデオです。前半は「とんがり体操」を踊るイメージビデオ的なカット。後半は小林政宏と実際の絡みに入るが、残念ながらストーリーの導入部だけで終わっており服すら脱いでいない。
(再生時間:51分43秒 ファイルサイズ:291MB)

とんがり体操

 恥ずかしいのか照れながらの撮影で踊りも下手くそ。唯一良かったのは笑顔が多かったこと。ちょっと深田恭子とヤワラちゃん(谷亮子)にも似ているか。練習しながら本撮りとして使えるカットを探している感じ。グダグダなのでファンでないと早送りしてしまうかも。イケメン男優の小林政宏とは打ち解けて楽しそうな雰囲気。

絡みの導入部

 とんがり体操とは一変して緊張が走っている雰囲気の中での撮影。終始、「可愛い顔でニコニコする」ように指導を受けている。小林政宏とは付きあっている設定で「何も話さないつまらない女の子」「ただ会ってセックスするだけ」という倦怠期に陥っている感じ。暗い部屋の中で「なぜ付きあっているのか」という問答をしている。役そのものが撮影現場での具志堅陽子のイメージにそっくりなので、わざと役作りが必要のない設定にしたかの印象を受ける。小林のセリフのみが異常に長く、具志堅陽子のセリフはとても少ない。

 

具志堅陽子を懐かしむ