卑弥呼の懐かしい動画レビュー

村西バブルの申し子

 卑弥呼と言えばダイヤモンド映像でもエース格の存在。元ミス日本のふれこみにて鳴り物入りで登場しました。ギャラは1本500万円〜1000万円。笑いが止まらないほど売れまくったそうです。
 卑弥呼作品の本数自体は少なく、全活動時期を通しても20本程度です。その割には裏流出作品がとても多いですね。この理由は卑弥呼が登場した時期がダイヤモンド映像社(村西とおる社長)の最盛期だったからです。そのすぐ後に崩壊し始めて倒産に至ります。卑弥呼のビデオはいざというときに資金繰りの担保として使える「裏流出を想定した作品」がほとんどでした。

 つまり生ハメオマンコがよく見える結合部丸見え作品が倒産を機に出回ったわけです。しかも撮影して間もない時期で紛失することもなく大量放出という美味しい結末となりました。
 後述するように卑弥呼の流出ビデオの中に海外ロケ作品があります。観光地巡りや国内でも可能な撮影の現場風景が入っております。この作品こそ「村西バブルの末期症状を呈している」と僕は思いました。村西監督によれば出す作品全てがヒットして年商百億円となり、完全に金銭感覚が麻痺していたとのことでした。

口全ワイセツ2

 女の身体を買って弄ぶストーリーの作品は珍しくないと思いますね。でもここまでマニアックなセックスってネタ的にも楽しめます。卑弥呼の裏流出ビデオの中で最も映像が綺麗で、性器の露出も結合部もしっかり見えるおススメ作品です。
 この作品は村西社長がダイヤモンド映像時代に重用した豊田薫監督のもの。采配を振るわせたヴィーナスレーベルからの作品です。豊田薫というとスカトロのイメージがあるかもしれませんが、この頃の作品にはその気配すら無かったようですね。
(再生時間:38分35秒 ファイルサイズ:1195.4MB)

マニアックな本番

 男から卑弥呼に誕生記念指輪をオマンコに入れた後にプレゼントしたいという卑猥な申し出。女の指というのは「卑猥な生き物だ」と、自分のフェチを語り続ける男。オマンコに入れた指輪をはめて、明日の昼間食事しようと誘う。指輪が膣に深くはいり過ぎて困惑させたり、ひたすらクンニやマンコ責めに興じる。
 次はティスプーンを膣の中に埋め、蜜をすくって舐めたり舐めさせたり。お互いの性器を舐めあい、段々69の体勢に入っていく。それが濃厚すぎて驚いた。オマンコにしゃぶりつきじっくりと嬲るシーンがしばらく続く。
 ビデオが三分の二ぐらい進んだところでようやく肉棒の挿入。前儀をじっくりされた後だけに官能的な声でヨガリまくっている。深く浅く・ゆっくり・速く等々ヨガリ方が変化するので、あたかも卑弥呼の身体を操縦しているかのように見えるほどだ。これほどの本気セックスが見られ体位変換も完璧なシーンはなかなかお目にかかれないと思う。卑弥呼の魅力が存分に引き出された素晴らしい絡みである。
 「今度は君のクリトリスに似合ったピアスを上げよう。」という言葉でエンディングとなる。

 

女に生まれてよかった宣言

 卑弥呼がデビュー仕立ての頃の初々しいビデオ。恥じらう気持ちが強くてそれを村西監督が解きほぐしていく。
(再生時間:46分12秒 ファイルサイズ:1430.1MB)

インタビュー〜生ハメ

 卑弥呼というのは村西監督が付けた名前とのこと。スリーサイズは94・60・88。中学2年で初体験。海でナンパされて浜辺でセックスしたとのこと。ひと通りインタビューした後は村西監督がどんどん脱がせてハメに入る。感度が良くてビクンと感じるシーンがエロティック。途中でオカマみたいなのがどういうわけか登場する。
 オカマが村西監督に「私にも掛けて(ザーメンを)」とねだるが無視される。そして卑弥呼の「女に生まれてよかった」という感想に対して、「女に生まれたかった」とつぶやく。

 

スチュワーデス

 卑弥呼って身体はすこぶる良いけれど頭が悪そうに見えてしまう作品。ある意味、面白いので取り上げました。パープーな姉ちゃんで一発抜きたい時に見るといいかもしれません。
(再生時間:48分14秒 ファイルサイズ:524MB)

本編

 冒頭では卑弥呼のコスプレイメージシーン。エロいポーズも含めカッコいいです。
 ちょっとイカレたハイテンションな機長とのやり取り。会話を無理やり下ネタにこじつけてエッチなことに誘導する。実習みたいな形でセックス。墜落する前にお客様から今生のなごりで身体を求められたケースから、絡みに入っていく。
 コントみたいなコミュカルな対応を求められるが、卑弥呼にはそういうセンスは全くなくセリフを言わされても棒読み。教養が求められるようなアドリブにはついていけない感じ。普通のアダルトビデオっぽい絡みでやっと良さが出てきて終わる。

 

ポワゾン

 このビデオはおそらく表には出なかった作品でしょう。編集済みの部分がある一方で、明らかに未編集である部分が多すぎるからです。編集済みはイメージシーンです。お金がかかっている割には映像がわずかしか使われておらず、物見遊山が目的のロケだったと思われます。あるいは倒産前の思い出ビデオ若しくは社員向けビデオだったのかもしれません。
 村西監督によると卑弥呼で1本出せば数千万円の儲けが上がり、彼女のギャラは1本500万円〜だったとのこと。専属AV女優には高価なものを買い与え、湯水のように大枚をはたいていたと言います。ダイヤモンド映像社のバブリーな時代を象徴するかのような”歴史的価値”のあるビデオと言えるでしょう。
(再生時間:57分10秒 ファイルサイズ:648MB)

イメージシーン

 モーニング娘。の曲(21世紀、LOVEマシーン)に乗せてオーストラリアのゴールドコーストで制作したイメージビデオ。はっきり言ってこの時代のアダルトビデオとしては、破格のお金がかかっていますね。さすが、羽振りが良かったころのダイヤモンド映像社です。ゴールドコーストのビーチやサウスポートの繁華街さらには市の南西部にあるラミントン国立公園でのロケ。現地のホテルでのヌード撮影など。

本番

 現場での打ち合わせなど生の音声がたくさん入っている。本番の合間にメイクシーンが入ったりモニターでの確認作業・本番で普通はカメラに映らない手元のアップが細かいところまでわかってしまう内容。卑弥呼もおちゃらけて変顔を晒すなど楽しそうです。卑弥呼の付き人が若い女の子でこの子も綺麗ですね。

イメージシーン

 再びモーニング娘。の曲に乗せたイメージシーン。映像が綺麗です。ビーチや船着き場など観光スポットでの撮影のほか、AV撮影シーンも収録。着替えやスタッフの姿がモロに入っています。エンディングにこれを持ってくるということはAV撮影も当地で行われたことをあえて再確認させているかのようです。前述のように記念ビデオ的若しくは、ゴールドコーストロケという点を前面に打ち出したドキュメンタリー仕立てのAVにしようとしていたのかもしれません。
 作品を通してバックミュージックに「モーニング娘。」が使われているのが、当時のダイヤモンド映像のイケイケな雰囲気にピッタリな気がします。「21世紀」で始まり「LOVEマシーン」で終わっているのは、「苦しい時期が来ようとも、村西社長とともに夢を追いかければもっと勝ち続けられるんだ。」との裏メッセージが込められているのかもしれませんね。

 

 

卑弥呼を懐かしむ